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🕒 2026-07-22AWS技術解説

AWS IAMの基本概念をわかりやすく解説(ユーザー・ロール・ポリシーの違い)

こんにちは、Stです!
AWSを触り始めて一番最初に設定することになるのが IAM (Identity and Access Management) です。
そして、一番最初に「よくわからない…」とつまずくのもこのIAMではないでしょうか?

「ユーザーとロールって何が違うの?」「ポリシーってどう書くの?」といった疑問を、AWS認定資格(CLFやSAA)の学習にも役立つように、初心者向けにわかりやすく整理して解説します。

1. IAMとは?(何のためのサービスか)

IAM(アイアム)は、一言でいうと**「AWSリソースに対するアクセス権限を管理するサービス」**です。
「誰が(Who)」「どのAWSサービスに(What)」「何をしていいか(How)」を厳密にコントロールします。

例えば、

  • Aさんは「EC2(サーバー)」を起動・停止できるけど、「S3(ストレージ)」は見れない。
  • Bさんは「S3」のファイルをダウンロードできるけど、アップロードはできない。

といった細かいルールを決めるための門番のような役割を果たします。AWSを利用する上でのセキュリティの根幹となる最重要サービスです。

2. IAMを構成する4つの基本要素

IAMを理解するためには、以下の4つの用語の違いをしっかり区別することが鍵になります。

① IAM ユーザー (User)

**「AWSを操作する『人』や『プログラム』」**のことです。
AWSアカウントを作成した時のメールアドレス(ルートユーザー)とは別に、普段の作業用に作成します。「開発者の田中さん用のアカウント」「システム連携用のAPIアクセスキー」などがこれに該当します。

② IAM グループ (Group)

**「複数のIAMユーザーをまとめる箱」**です。
例えば「開発チーム」というグループを作り、そこに田中さんと鈴木さんを入れます。そして「開発チーム」に対して権限を付与することで、一人ひとりに権限を設定する手間を省き、管理を楽にします。(※ベストプラクティスとして、権限はユーザー個人ではなくグループに付与すべきとされています)

③ IAM ポリシー (Policy)

**「具体的な権限が書かれたルールブック(許可証)」**です。
JSON形式で書かれており、「S3のバケットAに対して、ファイルの読み取り(GetObject)を許可(Allow)する」といった内容が記載されています。
IAMユーザーやグループは、この「ポリシー」をアタッチ(紐付け)されて初めて、AWSを操作できるようになります。

④ IAM ロール (Role)

ここが一番つまづきやすいポイントです!
ロールは**「人間ではなく『AWSリソース(EC2やLambdaなど)』がかぶる『帽子(一時的な権限)』」**と覚えてください。

例えば、EC2の中で動いているプログラムが、S3の画像を読み込みたいとします。
この時、EC2サーバー自体に「S3を読み込む権限を持った帽子(IAMロール)」をかぶせることで、安全にアクセスできるようになります。パスワードやアクセスキーを発行する必要がないため、非常に安全です。

3. 実務と試験で問われるベストプラクティス

AWS認定資格では、IAMに関する「ベストプラクティス(推奨される設計)」が頻出します。以下の3つは必ず覚えておきましょう!

  1. ルートユーザーは日常業務で使わない
    • AWSアカウントを作成した最初のメールアドレスは、すべての権限を持つ「神」です。MFA(多要素認証)を設定し、普段は封印します。日常業務は管理者権限を付与したIAMユーザーで行います。
  2. 最小権限の原則 (Principle of least privilege)
    • 必要な人に、必要な操作だけを、必要な期間だけ許可します。「面倒だからとりあえずAdministratorAccess(全権限)を付与する」のは絶対にNGです。
  3. EC2やLambdaからのアクセスには「ロール」を使う
    • プログラムのソースコード内にアクセスキーをハードコーディング(直接書き込む)してはいけません。必ず「IAMロール」を割り当ててアクセスさせます。

まとめ

  • ユーザー: 操作する「人」
  • グループ: 人をまとめる「箱」
  • ポリシー: 権限が書かれた「ルールブック」
  • ロール: AWSサービスがかぶる「一時的な帽子」

この4つの関係性を理解すれば、AWSのセキュリティ構築が一気に楽しくなります!当サイトの問題集でもIAMに関する問題がたくさんあるので、ぜひ解いて理解度をチェックしてみてください!

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